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IAIジャパン・メールマガジン第48号

2004年10月20日

 ∽∽∽ 目次 ∽∽∽
@巻頭言・・・「明日の担い手」     IAIジャパン理事長  八幡惠介氏
A 秘密保持規程制定される(9月15日)
B 「イノベーションジャパン2004」への参加

@ 巻頭言  「明日の担い手」

IAIジャパン理事長 八幡惠介

 昨今教育の現場で無業化が進んでいるという。職業にも進学にも興味を持たず、ただ ぶらぶらしてフリーターほどの働きをする気もない層がどんどん増えていると聞い て、心胆を寒からしめるものを感じている。それは果たして豊かさだけが原因だろう か。

 人材としては今教育の現場で明日のための勉強をしている子供たちが明日の日本を担 う以外にあるだろうか。以前の巻頭言でも言及したが、IAIジャパンの会員の年齢層 は孫か子供がその年代にあると思われる。この子供たちに我々の考えを伝えることは できないだろうか。それはIAIジャパンが育成しようとしている将来の日本の業界を 担うべきベンチャー起業家に似てはいないだろうか。子供たちはそのベンチャーを将 来起業してくれるはずである。子供の教育とベンチャーの育成の類似点は

1.将来の夢を持つことが進路を決める(ビジョン)。
2.その中で自分の役割が何であるかを考える(ミッション)。
3.リーダーシップを持つことが重要である。
4. 自分のことだけを考えるのではなく、ステークホルダーズ(子供の場合は親、教 師、友達など)の利益も大切にする。
5. 公明正大に振舞う(企業の場合はコーポレートガバナンス、開示、法の遵守な ど)。
6. 競争心、挑戦心を持つことが必要である。

 さてこのように並べて見ると、今の日本の教育にはそのすべてが欠けているといって も過言ではあるまい。またこれらをすべて学校の教育に任せてよいものか、という疑 問も残る。むしろそのほとんどは幼い時からの家庭での教育に負うところが多いのが 本来の姿ではなかろうか。そのような教育を受けていない子供たちが起業する年齢に なった時、いきなりビジョンやミッション、リーダーシップ、ガバナンスと言われて もね、と言う事態にならないだろうか。このような恐れを持って肝を冷やしているの は私だけだろうか。少子化に伴って親が子供を大切にする心がこのような幼児教育の 欠如につながってはならない。このような思いを共有される会員も多いと推察する。

 翻って発展途上国を見ると若者の向上心は目を見張るものがあり、それは教育レベル と起業の数にはっきり表れている。IAIジャパンで学習、研究した結果はベンチャー 育成のためだけでなく、将来の日本の担い手である子供たちの家庭教育にも使えると ころが大ではなかろうか。子供に将来の夢を考えさせるにはテレビ番組やゲーム、携 帯電話、メールなどよりも実際に社会での現象に触れさせることから始めるのが早道 である。先日ある工業高校の生徒が不要になった車椅子を再生して韓国に持参し、身 体障害児の施設や身障者の家庭を回っているレポートを見る機会があった。日本の高 校生が韓国の身障者や身障児に車椅子を贈った時の喜びに接して体得した感動は実践 以外からは感じられないだろう。この高校生たちは将来必ずボランティア活動に従事 する時があるに違いないと確信した。

 このような感動は今や日本の中だけでは感じられないほど日本は豊かになってしまっ た。もちろん感動は発展途上国や貧しい社会だけにあるものではなかろう。美しいも の、尊いもの、驚きなどからも感じることがある。しかし、テレビ番組のほとんど、 ゲーム、パソコン通信からは感動は伝わってこない。感動は人と接する中からだけ得 られるものだといっても過言ではない。また、そのような感動がビジョンを生み、 ミッションに想いがいたるのではなかろうか。景観を見て感じる感動とは一線を画す るものがある。われわれが求めている人脈とそれを発掘し、維持するノウハウから何 かを次の世代に伝えることができるのではないだろうか。

 私の主張に同感される会員はぜひご家族、ご友人に次の世代を担う人材を自分の周り から輩出する努力を勧奨していただきたいものである。


A秘密保持規程制定される(9月15日)

IAIジャパンの行動規範で「守秘義務を徹底します」と謳っています。最近企業の 相談も増え、秘密保持を求められるケースも出てきました。行動規範で基本は決まっ ておりますが、内規として具体的に制定することにし、9月15日の理事会で承認され ました。本規程を頭において今後も活動をされるようにしていきましょう。

秘密保持規定 2004.9.15

NPO法人IAIジャパン(以下甲という)は会員(以下乙という)入会にあたり、 甲の業務に関して以下の規程に基づいて秘密を保持することを入会の条件とする。

第1条(定義)

 秘密情報とは、次の各号に掲げるものをいう。
  @ 甲の業務遂行に関し知りえた情報
  A 甲の委託による業務遂行に関して知りえた情報
  B 甲の顧客ないしは受託先の情報

 但し、次の各号に掲げるものは秘密情報から除外されるものとする。
  a.開示時点で既に公知の情報。
  b.秘密保持前に既に保有していた情報。
  c.開示後に乙の責に帰すべからざる事由によって、公知となった情報。
  d.第三者から適法に入手した情報。
  e.上記@AB中秘密と規程されない情報。

第2条(秘密保持義務)

 乙は次の各号に掲げる行為をしてはならない。
  @ 秘密情報を第三者に漏洩すること
  A 秘密情報を知る必要のない他の会員に秘密情報を開示すること
  B 業務以外の目的のために秘密情報を利用すること

第3条(秘密情報の返却)

 乙は次の各号に掲げる場合、甲、又は甲の顧客ないしは受託先から開示を受けた秘 密情報が含まれる全ての記録ないしはその写を速やかに返却しなければならない。
  @ 業務が終了したとき。
  A 相手方から返却を請求されたとき。

第4条(有効期間)

 本秘密保持規程は、理事会の承認決議の日の翌日から発効し、乙の退会した後も効 力を存続するものとする。

第5条(責任)

 乙の責に帰すべき事由により秘密保持が出来なかった結果、甲が被害を被った場 合、甲は乙にその損害賠償を請求することが出来る。

第6条(協議)

 本規程に定めのない事項、もしくは本規程の条項の解釈に疑義が生じた事項につい ては、甲乙協議のうえ、円満解決を図るものとする。

第7条(相反行為の禁止)

 会員は業務の遂行に当たり、相反行為を行わないように注意する義務を負う。 

第8条(既存会員)

 本規程発効時に既に会員であった者に対しても本規程は適用されるものとする。


BIAIジャパン 「イノベーション・ジャパン2004」へ参加

IAIジャパンは、9月28日から30日までの3日間「東京国際フォーラム」で経済産業省 共催のもとに開催された「イノベーションジャパン2004」に参加し、下記の催し を行いました。知名度向上に大いに役立ちました。さらに三つの活動のリンク付けに 工夫をすることで、更なる効果が得られると反省点もありました。

1)大学発ベンチャー支援フォーラム

9月29日(水)10時10分―11時10分 於:東京国際ホールB7ホール
約100名の聴衆を向かえ、IAI活動の紹介と支援先企業の代表者のペレゼンテーション を次の通り行い、好評を得ました。特に理事長によるIAIジャパンの狙いは多くの方 に理解を得ました。また堀米、日下部両社長の講演でIAIとの接点、支援に関して は、わかりやすく、また効果的にコラボレーションができている様子が紹介され、認 知度を得るに大きく役立ちました。

1・IAIジャパンの活動と創業支援の紹介   八幡理事長
(内容は下記URLご参照ください)
 http://www.iai-j.com/Shiryo/event/seminar/40929/iaij2004.pdf
または、http://www.iai-j.com/citemap/boshu4_NPO.htm
2・ビーテクノロジー企業紹介と創業期の課題  堀米社長
3・CM−Japan企業紹介と創業期の課題    日下部社長
4・まとめ                  上谷副理事長
2)IAIジャパン紹介と簡単な相談への対応ブース

9月28日―9月30日 10時―16時 於:地下展示ブースNo.S−08 地下展示場に並ぶ数ある起業家の展示ブース群の中に、IAIジャパンのブースを設 け、理事が交代で当番に当たり、立ち寄る人たちにIAIジャパンを紹介しました。IAI ジャパンのPRを、起業家展示ブースへ行えば、さらに良かったといえます。コラボ レーションのあり方に我々の工夫を盛り込む必要性もありました。
3日間を通し約40名の方が関心をもたれ、その後入会された方もあります。

3)「ベンチャーなんでも相談室」

9月29日 10時―17時  於:ガラス棟G504号会議室
相談ブースを三つ設け、インキュベーショングループのメンバー9名が交代で相談員 となりました。主催者には事前に125名の相談申し込みがありましたが、当日実際に は少人数の来訪に留まりました。

以上。

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