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IAIジャパン・メールマガジン第32号

2003年10月9日

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@ 新役員の寄稿
   「夢見る夢男・続編」  IAIジャパン監事 瀬戸公介
A 10月のセミナー(10月24日(金)14:00−17:00)
 「創業期企業の成功と発展のためのリスクマネジメント」
B コーポレートガバナンス勉強会のお知らせ

@ 「夢見る夢男・続編」

IAIジャパン監事 瀬戸公介  

事務局よりメルマガの順番が回ってきた。
何を書くか迷っていたら、小生2月末にサロンで話をした「夢見る夢男」の続編を!! と云う声があった。
そういえば、あの時景気も株価も底である旨話した。
その後、イラク戦争、SARS騒動等があり2ヶ月位はずれたが、いずれにしても大局的 には間違っていなかった。
ではここで同じような話をするには紙面が少なすぎる。
骨子のみを記してみたい。
 
(1) 景気の問題
10月1日に日銀の短感が出た。皆様ご存知の通りである。
2年9ヶ月ぶりに大企業製造業が「プラス」に転じた。中小企業、非製造業はまだだ が方向性は示された。「小泉政権の構造改革は一向に進まない」との大合唱だが筆者 にはそうは思えない。今だしの部分も多いことは認めるが、このところの商法の改正 は目をみはるものがある。昭和25年の大改正のあと遅々として進まなかったが、この 1〜2年の改正は我々民間も追いつけないスピードで進んでいる。成果が上がらない のは受ける側の問題であり、我々IAIJのメンバーの中にもついていけない人々も多く 見られる。
我々メンバーはエスタブッリッシュメント側の人間が多いので、この様な変化を甘受 したくない心理状態にあるのではなかろうか?「先ず櫂より始めよ」である。
現在のデフレはマクロ経済とミクロ企業のミスマッチ(合成の誤謬)の結果でもあ る。ミクロ企業の段階で力がつき、付加価値が上がればマクロ経済も変わるはず。し かも今回は財政と云うカンフル注射なしで。
又、現在の景気はアメリカの一時的持ち直しの影響だと云う人もいるが、現在の世界 はグローバル的に変革しており我国貿易相手の半分は中国を中心としたアジアであ る。素材、部品産業はこの恩恵が大である。
即ち云いたいのは、従来の経済環境と全く異なる条件で日本の力が改善しているとい うことである。確かに、地方経済とか雇用、消費等は今だしの感があるが、これらは 全て遅行指標である。徐々にではあるが光が見えてきた景気は「生きもの」であり、 これが好循環を促し廻り回って今まで光の見えなかった所に陽が当たる。これが生き た経済なのである。
従来の日本の景気回復のパターンは類型的であった。
財政、金融、設備投資、輸出、消費等々。
以上大きく分けて5項目を時により重点的にいじって景気を調節してきた。
日本が発展途上段階においては、これが全て成功し世界の第2位のGDPを持つ経済大国 となった。1990年頃から構造を変えずに新しいグローバル経済に突入してきた。グ ローバル化すれば、メガトレンド、メガコンペティションにさらされる。この間も全 て55年体制のまま政治も官僚も民間も政、官、業のトライアングルを維持してきた。
その結果が現在の金利であり、財政赤字である。
民間では新しい時代に沿った企業も生まれず、従来型のコーポレートガバナンスの効 かない企業経営に終止した結果が、今回の金融危機である。
2年前小泉氏が新しい政策を掲げて登場した。国民は喝采をあげた。しかし「2年も 経っても何も変わらぬ」と合唱している人々も多い。だがしかし、筆者はそうでない と云いたい。
 
(2) 株の話
従来と異なる手法、即ち構造改革によってようやく動きが出てきた。それの象徴が証 券市場の動きである。最近の市場では、従来見られなかった現象が沢山ある。一つの 例だが、UFJ銀行はこの半年間に6.5倍も値上がりした。しかも従来は安定株の代名詞 的存在である大手銀行の株なのに。
又、カタカナのIT企業、ネット企業でない従来型の企業でも構造を変え経営者を変え た企業は10倍〜20倍になった企業が100社以上も出た。しかも出来高が少なく参加者 も少ない市場でなく現在の市場は取引高も売買高もバブル期の80年代後半から90年代 の初頭にも匹敵する様になった。外人も4月〜9月の半期間で6兆円買い越した。これ も半期間では最大であるが、この間、日本の金融機関は4兆円売り越している。問題 にされていた企業間の持合いもほとんど解消されており今後大きく売るであろうと予 測されるセクターは外人しか存在しないのである。その外人も全く異なるセクターが 出現した。従来に加えてヨーロッパの新顔と中東のオイルマネー、中国を中心とした アジア勢である。しかし、日本の年金を中心とした機関投資家は弱気に慣れて適正な 保有比率以下に持ち高を下げている。彼等は持たざるリスクを感じ出している。株式 の事だから常に行き過ぎはあるだろうから現在がどのポジションにあるかは解らない が、現在の株価は将来の日本を予見していると見られる。
(結論)
政治、経済、景気にしろ、株価にしろ、現在は従来と全く異なるプロセスに入りつつ あると実感している。
主義主張にこだわらず新しい事態に適応していくフレキシビリティーが必要な事であ る。長い間、間接的に社会にかかわる習慣を身につけた我々世代が直接的に社会に参 画する事。これは政治でも経済でも必要とされている時である。
我々未来に夢を画くIAIJ人類よ!!  夢を実現しよう!!

「直接金融」が日本を救う!!

以上。

以上の瀬戸さんのお話に関するIAIジャパン会員の皆様のご意見や主張を募集しま す。ふるってご応募ください。
タイトル:自由
字数目処:2,000字以内
締め切り:10月20日
送付方法:メールで(添付でもよい)IAIジャパン事務局あて送付
iaijpana@mub.biglobe.ne.jp
掲載予定:10月下旬もしくは11月上旬発行予定のメールマガジン

A10月開催セミナーのご案内

 「創業期企業の成功と発展のためのリスクマネジメント」

日時:10月24日(金) 14:00−17:00
場所:ラポール日教済 (新宿区山吹町10−1 TEL:03−5228−267 5)
地図:http://www.bsf.ne.jp/soma/303eee/raporu_map.htm
申し込み:iaijpana@mub.biglobe.ne.jp
参加費:IAIJ会員2,000円、一般3,000円
プログラム:基調講演「ベンチャー企業の失敗事例に学ぶ」
         ブレークスルーパートナーズ社長 赤羽雄二氏
パネルデイスカッション「事例に学ぶ創業期のリスクとその回避策」
         IAIジャパン 八幡理事長
         エンジェル証券 瀬戸監査役
         御園法律事務所 伊藤弁護士
         シスマインターナショナル 篠田代表取締役
       コーデイネーター:IAIジャパン 上谷副理事長
Bコーポレートガバナンス・グループ主催の勉強会を下記の通り開催します。
1. 勉強会のテーマとスケジュール
同一のテーマで月に2回開催します。ご都合の良い日程でご出席ください。
開催時間は16時から19時00分です。
月日テーマ
 2003年10月09日(木) 
16日(木) 
 @ コーポレートガバナンスについて

 A 株主総会・取締役会・各種会議と組織・責任権限について
 2003年12月11日(木) 
18日(木) 
 B 法令の順守と創業起業の法令に関するQ&A

 C エンジェルの倫理と起業家の倫理、企業倫理と行動規範
 2004年02月12日(木) 
19日(木) 
 D 創業期企業のリスクマネジメントについて

 E 創業期企業の内部統制と規程類について
 2004年04月15日(木) 
22日(木) 
 F 企業家、経営者、監査役に求められる資質について

 G 創業期企業の社外取締役、監査役の役割について
 2004年06月10日(木) 
17日(木) 
 H 内部牽制と内部監査(検査)について

 I 開示責任と説明責任について、まとめ

場所:IAIジャパン大門事務所
申し込み:iaijpana@mub.biglobe.ne.jp
会費(教材費):1,000円

会員以外の参加者も歓迎します。支援先等お誘い合わせの上気軽にご参加ください。

以上。

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