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IAIジャパン・メールマガジン第30号

2003年9月12日

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@ 新理事の寄稿
 「10年の時の流れに団体組織の盛衰を想う」
            IAIジャパン理事 篠田正義
A 新会員の寄稿
 「IAIジャパンに参加して」
        IAIジャパン企画広報本部 頼 昭一郎
B 8月および9月の活動
 
@新理事の寄稿

「10年の時の流れに団体組織の盛哀を想う」

IAIジャパン理事 篠田正義  

IAIジャパンは、設立3年目の本年8月7日にNPO法人として認可され、新しい第一歩 を踏み出しました。設立以来尽力された諸先輩の労に心から感謝致します。
当法人の事業活動を支援する企画本部と事業を推進する事業本部の各グループがうま くかみ合って、これから公開セミナーなど様々な事業が積極的に展開されて行くこと を実感するにつけ、今から10年前に私が設立に参加したある団体の活動のことを思 い起こさずにはいられません。
この団体は、10年前バブルが崩壊し、リストラという言葉が世に風靡した頃、退職 した大手企業等のホワイトカラーサラリーマンに対して中小企業を支援するコンサル タントになることを呼びかけて発足しました。
始めは任意団体の協会でしたが、3年目に共同事業を行うには法人化が不可欠という ことから、事業協同組合(その時はNPO法人制度がなかった)を設立することにな り、これが朝日新聞等に報道された結果、それ迄60人程度であった会員が180人 に大きくふくれ上がりました。会員の平均年齢も50代後半で、各委員会によって、 自己研鑽のみならず対外的な講演会、セミナー等様々な企画が実行されて活動の活発 な時が数年続きました。
しかし、年が経つにつれて会員の高齢化が進み、有志による活性化提案がなされたも のの、保守的な体制が続き、会の活動はややもすればマンネリ化して行きました。
そして、10年後の現在は会員も約70名となりじり貧状況が続いています。
これに対し、当法人は、今青年期の若々しさにあふれ、精力的に活動する人が多く、 3年目の興隆期にあると云えます。
当法人がこれから長期的に、活発な活動を行うためには、絶えず新しい活動目標を求 め、そのためには変化を恐れず、新しいものを求める若さを持ち続けて行くことが会 員の全てにとって一番大切と感じています。
 
A 新会員の寄稿

「IAIジャパンに参加して」

IAIジャパン 企画広報本部 頼 昭一郎  

小澤さんの紹介でIAIジャパンに参加して4ヶ月になります。丁度 6月一杯でそ れまで勤めていた会社の監査役を停年退職することになって居り、退職後の人生を社 会の役に立ち 且つ挑戦的なJOBに捧げたいとの私の想いとIAIのビジョン、 ミッションが一致しているような気がして4月に入会しました。これまで各委員会に 一通り顔を出させて戴き、又メール等で御案内戴いた各種セミナー、他法人の創業支 援研修会、発表会等への参加を通じ少しずつ エンジェル活動の意義&活動の幅の広 さ等 分かり始めた所です。7月から企画広報本部の会合に出席、ネットワークを広 げている中でメルマガで新入会員からの自己紹介を兼ねた意見発信をとの提案が御座 いましたので自己紹介を中心に、少し感想を述べさせて戴きます。
 
「自己紹介&出身企業の紹介」
小澤さん、江田さんと同じ化学会社の出身です。大学では化学プロセス工学専攻で化 学プロセスの最適化設計シュミレーションをやりました。1966年に入社、無機化 学材料、肥料の物造り(安価・安全・安定供給)が最初の仕事で、当時の最新鋭の大 型プラントの建設・試運転を担当しました。しかし 完成後しばらくして起きたオイ ルショックで日本での石化原料マス事業の競争力は基本的に失われたと認識、その後 は“脱肥料”を合言葉に新規商品の企画・開発・設計・立上げに殆どの勢力を注入し ました。(蛍光体原料、磁石合金、半導体洗浄薬品、フォトレジスト、合成石英粉、 研磨剤等) 並行して肥料事業の撤退戦略も何度も描きましたが、まだまだ“組織の 理論”がまかり通り“資本の理論”優先とはいかず、決断が出ませんでした。大型プ ラントの運転管理と新商品の立ち上げでの、多くの保安・環境・品質トラブルを出し た実績を買われ(?)本社の保安・環境部長を拝命 丁度リオサミット直後でも有り  地球環境問題に一時没頭しました。 1995年に同業の化学会社との合併が有りその 後は、一転しての医薬工場の製造と開発を見ることになりました。
医薬品の製造設備は それまで私の手がけてきた基幹プラントや半導体材料製造設備  に比し 設計面・管理面共に不具合が多い様に 医薬に素人の私には見え、有る意 味では宝の山(合理化の種が一杯)と言う感じで、品質改善とコスト削減に勢力を傾 けました。
その後、又の大変身で 物流の子会社に移り、サービス業の経営にタッチ 最後は監 査役まで経験しました。
 
「失敗から学んだ事」
 保安環境部長就任の所にも書きましたが、その後も含め会社生活を通じ実に多くの トラブルを経験し、会社に損失も与えましたが トラブルについては出来るだけオー プンにして 皆で 原因を徹底的に掘り下げ 同じ失敗を二度と繰り返さない様に注 意しました。 ある時 客先に提案書を持参した時に客先の部長から“頼さん、色々 トラブルを経験してるようだね、噂で聞いてるよ!この提案書にはその経験が織り込 まれているのだね。当社はその経験を買うよ”と言われ一発で採用が決まった時には トラブルを隠さず 真っ正面 から取り組んでいて良かったと、確信する事が出来ま した。
ある時トラブルにより同じ系列Grの大手企業に大きな損害を与え、先方に提出する 膨大な報告書を技術担当専務(後の社長)に持っていった時のこと、報告を黙って聞 いた後 一言 “我が社は失敗した後の解析内容は何時も実に立派なんだよね、でも  何故か事故・トラブルは無くならないんだよね!“ これはこたえました。その後 保安・環境部長としてトラブル報告会で何時も この一言を引用していましたが、今 だこの傾向は残っている様です。

トラブル・事故の原因を 分析すると
イ. 設備及び管理の欠陥
ロ.基本的運転方法の誤り
ハ.ケアレスミス&発見の遅れ
ニ.顧客要求・法規に対する感性の不足
ホ.事業環境の変化に対する対応の遅れ
等が上げられました。何れも “やるべき事 をきちんとやる。自分の責任として納得いく迄徹底的にやる。”につきます。これは 安全だけでなく経営総てに通用する事と思います。
私も機会が有る毎に“中小企業の親父と思ってやれ、自分のお金なら此処で妥協する か、良く考えて資料を持って来い?” と訴えていました。
自分の責任でチャレンジをし、結果には責任を持つ、その代わり“わくわくした挑 戦”“挑戦を楽しむ事業”をやらせてもらう、そういう雰囲気をどうやって大企業の 中で醸成するのか、非常に難しい問題と思って居ります。本当にやりたいと思った事 (自分の理念に合った仕事)を責任を取る覚悟でやらせてもらえば、上記の様なこと は少なくなると思いますが、大きな組織の中でどうやってそれに近づけるか、ベン チャーに無い悩みかも知れません。
 
「エンジェル活動活発化の為に」
IAIジャパンに入会し 多くのベンチャーの方たちのお話を伺い 何処に 何が欠 けていたのか少しずつ見えてきたような気がしております。又一方我が国には “出 る杭は打たれる”とか “横並び意識” とかベンチャーの出にくい雰囲気も有りま す。
その中で1人でも多くのベンチャーに出てもらい、成功してもらう為には IAI活 動を通じ 過去の失敗事例を生かし、成功事例を増やし、社会制度の欠点を正し、自 分たちも挑戦して見よう と言う雰囲気を作っていく事が必要と思います。その為に は エンジェルの育成、支援の為のノウハウ・ツールの整備は勿論の事ながら、日常 の活動を通じベンチャーの発掘、IAIのPRが必要と想います。そして1人でも多 くのベンチャーがIAIの門を叩くよう、まず 私自ら エンジェルとしての研鑽を 積み、早く一人前のエンジェルになる必要があると思って居ります。
 
B8月および9月の活動
 8月7日(木)NPO法人登記
CGグループ月例会
8月8日(金)企画広報本部月例会
8月11日(月)産学連携グループ月例会
8月19日(火)投資研究グループ月例会
8月20日(水)理事会
9月4日(木)CGグループ月例会
9月5日(金)企画広報本部月例会
9月8日(月)産学連携グループ月例会
9月11日(水)会員サロン
9月16日(火)投資研究グループ月例会
9月17日(水)理事会
9月18日(木)CGグループ会合
9月22日(月)ウェブグループ月例会
9月26日(金)ファイナンス・セミナー
 

以上。

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