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IAIジャパン・メールマガジン第66号

2006年9月15日

 ∽∽∽ 目次 ∽∽∽
@ 「IAIジャパン“半導体クラスター“訪問記」


こんにちは!   NPO法人IAIジャパンです!
私たちは、企業を起こそうとする人、それを支援する人のための団体です。
起業家とエンジェルの発掘・支援および育成を通して、日本の将来づくりを 手りで目指すユニークな団体です。

社会に貢献する意欲あるあなたの参加大歓迎です。
あなたの熱意、発想、知見、経験が日本の産業を育成し、開花させます。

さあ、IAIジャパンのホームページをご覧になって、一緒に活動、活躍しま しょ う!
           → http://www.iai-j.com/
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         IAIジャパン 半導体クラスター訪問記
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■インタビュアー:本日は、私たちIAIジャパンのグループ組織の一員である半導体 クラスターの皆様のインタビューを通して、半導体業界のお話を伺いたいと思いま す。

それでは、皆様、本日はお忙しい中、お集りいただき、ありがとうございました。

早速、ご質問をさせて頂きたいと存じますが、予てより日本の半導体ベンチャーに 限らず、日本のベンチャー企業の育成には海外と比較して、その環境を異にすること はよく 耳に致しますが、いかがでしょうか。

★A氏:日本のベンチャーを志す起業家は、当初よりメガベンチャーを志す方々よ り、 既存の企業からの脱却組が多いですね。

★B氏:私も、半導体企業の危機を目にし、その活性化を目指す目的から、 既存の垂直型企業からのスピンアウトを持ちかけたことがあります。
当初は、会社が具体的にスピ ンアウトの取り組みに臨みましたが、案の定、 最終的には会社は、そのことに否定的になりました。

■インタビュアー:よく、日本の半導体ベンチャーは海外から見て、 その製品の市場性、国際性に欠けると聞きますが。

★A氏:製品の市場性については、海外のベンチャーは、数年内に大きなマーケッ トに成長する要素の高いアプリケーションを狙ったものが多く、日本では設計受託の ものが多いかも知れませんね。

★B氏:日本の半導体ベンチャーは、設計能力も有り、アルファカスタマを当初から 持ってはいますが、何を作って良いのかわからない。

試作開発資金は蓄えてはいるが、 コンセプトベースの物づくりになっていない ので、結果的に後追いになってしまって います。
また、コンセプトベースの物づくりは、非常にコストがかかり、 LSI試作 一件当たり一億から五億でしょうか。
製品自体もNRE(NON−RECURRING ENGINEERING)非 反復 エンジニアリングで、権利関係も綱引き状態です。

★A氏:競争はワールドワイドのトップでなければならないのに、 日本にはそれがありません。
大手C電機のある人は、C電機の組織内の仕事しかしていないので、 自分の能 力がC電機の仕事しかできないと思っています。
自分のポジションが業界的に、どこに どれだけ必要とされているか、 巨視的に見渡すことができないでいる状態です。

■インタビュアー:日本の半導体ベンチャーは、日本が市場に占める国際的地位が 低下する中で、未だに、日本市場に執着しているように見えますが、いかがでしょ う。

★B氏:海外の優れたベンチャーは、当初より、世界にアクセスしています。
ベンチャー企業を創立した技術者が、経営にふさわしい人物を外部より スカウトすることは珍し いことではなく(日本では経営者が代わることは 「お家騒動」と取られやすい)
また、 日本では、半導体ベンチャーを志す人がいたとしても、 リスクの高い起業に対して投資 をするエンジェルやベンチャーキャピタルも 少ないのが現状です。

★A氏:日本の半導体ベンチャーは、メガチップス、ザインエレクトロニクス、 リアルビジョンの三社程度ですかね。

★B氏:インダストリーは、タテ・ヨコ、縦横無尽に活躍できる環境と ソフトもハードも、そして通信もITも良く理解できている必要性があるのに、 日本人には いまだ、 それができていません。
その点、IBMはそのことをよく理解していました。 だから何をやるか?が明確でした。
ファブレスのビジネス・モデルでは、製品化の為の開発能力よりも、どの製品を どのような市場に投下できるかの戦略的マーケティングの優劣が勝敗を決めま す。

★A氏:日本の半導体業界は共同作業をやろうとしても、技術を三割しか 公開しません。 それに対して海外勢は七割公開します。
ちょっとしか出さないで、多くの果実を取りたい閉鎖的な島国根性の悪い 類例です。

■インタビュアー:お話をお伺いして、暗澹たる気持ちになって来ましたが、 日本の業界と支援に当たる側に、活を入れたい気分になりますね。

★A氏:まさにその通りです。私たち半導体クラスターのグループは、 日本の半導体業界の危機から活性化を目指す目的で結成され、 今、現在、三人の少数ではありますが、デバイス設計製造、プロセス、 製造装置、商社、ユーザーなど三人の経験が重ならず、 うまく機能していま す。
外部からの半導体に特化した専門評価の依頼も多く、 IAIジャパンの重要な役割を担っています。

■インタビュアー:今後の日本の半導体業界、特にベンチャーの発掘と活性化に、 当グループがIAIジャパンの一員としてご活躍になられますことを期待いたして、 本日の結びとさせて頂きたいと思います。本日は、ありがとうございました。

■参加者一同:ありがとうございました。

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