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によると、その失敗の理由は次のとおりである。
1) 営業、収益確保への執着心の弱さ @ 営業力の軽視と営業への安易な態度 A 販売目標未達を放置 B 売上債権回収の軽視 C「日銭稼ぎ」の軽視 2) コスト管理の弱さと甘さ @ 売上がないのに相当額の出費を継続 A 資金調達後に出費が急増。収入と勘違い B 不要不急の出費(豪華な社長室、PCの新調) 3) 技術への過信 @ 自社製品への自信過剰 A 商品開発戦略、販売戦略の見誤り B 他人の忠告に耳を傾けない社長 C 競合、特に大企業の動きを軽視 これ等の理由を見ると極めて基本的な管理が疎かにされていること、経営者としての資質や意識に問題があることが分かる。当たり前と思われる日常の管理をする体制がない、経営戦略と意思決定のミス、実行計画の不十分さと実行度の低さ、商品やサービスを作り出すプロセスの欠如、社員の教育訓練の不足等は企業統治に係わる問題でもある。 また、創業者の倫理観や資質は、他の取締役や監査役、株主による企業統治が機能する体制構築の不備によるものといえる。 3.創業企業のリスク私たちはこれらの失敗事例を参考に、また創業期や発展期にある企業を支援して気付いた経営リスクについて、「@リスクの種類、A実際に発生するリスクの項目、Bそのリスクの経営に対する影響や被害、Cリスクに関連する法令や内部統制上整備すべき社内規程、D具体的なリスクの回避策・軽減策」を検討した。 創業期企業において発生するであろうリスクの種類は17種類、74項目にも上がった。もちろんこれらのリスクの種類と項目は、事業分野や事業規模、事業のステージによっても違いがあり、すべての創業期企業に一律に起こる訳ではない。また、起こってもその重要度も頻度も違うと考えられる。 したがって、これをチェックリストにして起業家や取締役、監査役がアセスメントし、自社における頻度と影響度の高いものを重点的に管理することが必要となる。 ここでは、17のリスクの種類と検討結果の一部に |
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ついて紹介する。
@ 起業家による公私混同と倫理観の欠如 4.創業期企業における企業統治創業期における企業統治について起業家はしばしば、「企業統治は大企業が考えるもので創業期企業には関係ない。企業統治は創業期の企業にとってはマイナスに働くのではないか」と話すことがある。 しかし、既に述べたとおり創業期の企業にあっても企業統治は必要条件であり、企業の置かれたライフサイクルによってその取組みの広がりとウエイトが違うと考えるべきである。 平成13年、14年の商法改正は、ベンチャー企業の創業と成長を支援することも念頭に入れて「@株式の最低単位の廃止と単元株制度の採用、A種類株の自由化と強制転換条項の導入、Bストックオプション制度(新株予約権発行)の拡充、C会社関係書類の電子化」などを決めるとともに、一方では不正や不祥事を未然に防止し、企業の健全な成長と株主や |
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