IAIジャパン1月セミナー報告

日 時:  平成14年1月19日(土) 13:00〜18:10
場 所:渋谷・新太宗ビル 7階 フォーラム8 771号室、他
出席者:69名

会長挨拶

  1. 八幡会長 開会挨拶(要旨)
  2. 昨年は実践するエンジェルをつくる年であったが、今年はその人たちが評価されるエンジェルになろうと言う年にしたい。昨年行ったエンジェル研修プログラムによりエンジェル活動と投資の擬似体験をしていただいた。その中から十数人の方が修了されて、チーフエンジェルとなられた。この方たちの今後のご活動を期待する。

    今年から新しい商法が適用されるので、その内容をご専門のお二人にお話いただくことにした。今年から出てくるベンチャーはシリコンバレー・モデルに近いスタートアップが可能となる有利な立場を大いに活用して欲しい。

    エンジェルがベンチャーを支えることができるのは移動に1時間以内の距離内だと思う。米国では50マイル以内と言っているが、それが丁度負担と成果のバランスが取れる距離であると言うことであろう。

    [以上の趣旨で挨拶の後、遠くからこの会に参加された労をねぎらって米国から来られた黒澤名誉理事、関西支部の野村氏を皆に紹介し、また、当会との連携ある日本エンジェルズ・フォーラムの主宰者・井浦氏を紹介された。]

  3. 黒澤名誉理事 : エンジェル研修プログラムについて
  4. 最近の経済環境の激変により、投資の状況もそれに応じて変わっている。米国ではエンジェルを次のように分類している。

    エンジェル : 資金が小額で投資する場合はファンドに参加するが、ベンチャーを支援できる専門性や人脈を有する人たち
    適格エンジェル: かなり大きな投資リスクを負えるエンジェル
    スーパーエンジェル: 自分の資産でベンチャーキヤピタルができるエンジェル

    黒澤名誉理事

    日本でシリコンバレー型のエンジェルが出てくるには時間がかかると思われる。その第一段として自分の専門性を活かしてベンチャーを支援するアプローチを行うことにしたい。

    昨年は始めての試みとしてエンジェル研修を開催して「投資のやり方」「スキルの活かし方」についてエンジェルとしての擬似体験をしていただいた。24名の参加者を得て3月から6月までWebサイトを使い課題を配信し、それに各自の回答をいただいた。ここに使った企業モデルは実在するベンチャー企業であって、プラスティックフイルム上に半導体回路を構成する技術を持ち、RFID(ETCやSUICAのような非接触IDカード)を製造販売する。その社の許諾を得て社名をWearableComputer Inc.と変えて教材に使用した。

    3月は会社・技術の理解と自分が選ぶ市場と製品、4月は経営陣構成の是非・競合分析・資金計画等、5月は資本政策で、ここに現れたキャピタルテーブルは日本では見掛けないがいろんな投資パターンの勉強になる。6月はVCからの資金集めである。最初の30秒で投資家の心を掴むプレゼンができるエクゼクティブサマリーを作ることがキーポイントである。7月は2日間のワークショップを行って活発なディスカッションをした。このコースをマスターされた方11名をチーフエンジェルと認定し、修了証書をお渡しした。

    本年も一層洗練した研修を計画している。スケジュールは3月〜7月で、近日会報メルマガで受講者を募集する。応募は www.angel101.Orgへ。

第一部 起業家プレゼンテーション (13:35〜15:30)

第二部 「平成13年商法改正に伴う実務対応」講演(15:40〜17:10)

第三部 懇親会